対等な関係って何だろう?

こんにちは

名古屋で活動中。
心理セラピストの水野まこです。

リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って
生き辛さの原因を探り、自分を取り戻すお手伝いをしています。

早いですね。今年も1月の半分を過ぎました。
年度末に向けて、 仕事だったり、家庭のことだったりと
何かと慌ただしくなっていくのでは、ないでしょうか。
流されないように、一日一日を意識して頑張りましょう。

さて、今回考えてみたいことですが
以前に仲間内で「対等な関係」って何だろうと話題にしたことがあります。

・楽に過ごせるイメージ
・見下しもせず、見上げもせず
・ニュートラル
・タメ口で話せる

など人それぞれの視点があります。

対等でないなと感じるとき、人は何らかの嫌なストレスを感じていると考えられます

対等でないと感じることがあるから、対等な関係を望むわけですね。

今日は、この対等な関係について、考えていきたいと思います。

1.対等でないと何が問題?

「対等」の意味を調べると
相対する双方に優劣・高下の差がないこと
とあります。

人間関係だと

双方の関係性に優劣・高下の差がない

と言い替えられます。

では、関係性の優劣・高下とはどういうことか

例をあげて考えていきます。

<例1>会社の上司と部下の関係

管理職Aさん  40歳
新入社員Bさん 23歳

-ケース①-

Aさんは、新人Bさんの適性を見て、必要な指示を出します。

指示する側Aさん、受け側Bさん、それぞれの役割であり、特に問題は感じません

-ケース②-

Aさんは、Bさんへ仕事を指示するときに
「新人だから、人の倍の仕事をしなさい」と先輩社員を超える量を与えました 。

Aさんは上司の立場を使って、Bさんの新人の立場を利用し
本来の役割以上の負荷つけて、指示をしています。

もしここで

Bさんが何も言い返せない
または
「無理です」と言ってもAさんが聞く耳を持たなかったら

Aさん > Bさん

の関係性となり、対等な関係でないと言えます。

反対に言えば

ケース①については
二人に役割の違いがあっても、役割どおりの指示であるので
対等な関係と言えるのかもしれません。


もう一つ例として
似た立場で、役割の違いが曖昧な場合を考えます 。

<例2>会社の同期入社の関係

営業部主任Cさん  35歳
開発部主任Dさん  33歳

-ケース③-

二人は同期入社ですが、Cさんの方が年上です。
入社以来、年下のDさんが、Cさんに相談する形で、二人で揃って昇進してきました。
あるときCさんが「俺の悩みも聞いてくれないか」と言います。
Dさんは「Cさん年上だし、自分なんかでは何もできない」と内容も聞かずに断りました。

これは、立場の微妙な違いを言い訳にした

Cさん < Dさん

の関係性です。
Dさんは自分をCさんの下に配置することで、自分を優位な位置に置いています。

それまでは、見えなかった関係性。
相談する立場が変わったことで見えた、対等でない関係と言えます。


ケース①のように、一見、上司部下の上下に見えても、それが本来の立場や役割どおりで

双方に嫌なストレスがなければ、対等な関係

と言ってもいいのではないでしょうか。

問題となるのは、立場や役割とは別に、自分または相手が作り出した上下により、本来必要のないストレスがかかる状態だと思います。

それは対等な関係とは言えず、上下の支配関係にあると言えます。

2.対等な関係って何?

前項の内容から

嫌なストレスのない関係=対等な関係

と位置づけます。

では、ストレスのない関係とは、どのようなものでしょうか?

前項の<例1>の新入社員Bさん

自分は新入社員でまだ半人前。人の倍の仕事をして早く覚えようと
自ら仕事量を増やしてもらうことを志願した

それに対して上司Aさんが快くOKを出したとしたら

お互いに嫌なストレスのない関係になります。

つまり、同じ立場で、同じことをするにしても

自分の意思で動き、相手の意思を尊重すること

これがストレスのない関係を作るのではないかと思います。

しかし、これはあくまでも、Bさんが自ら意欲が高まり
AさんBさん双方の意思が一致した例です。

自分と相手の意思が一致しない場合、二人の中で何が起こっているのか
もう少し深く考えてみたいと思います。


前項の<例2>の同期入社二人の話の続きです

Dさんに相談を持ちかけて断られた年上のCさん
心の中で「なんだよ、いつも俺の方が相談に乗ってやってきたじゃないか」と呟きます。

相談に乗ってあげてきたCさん > いつも相談をしてきたDさん

上下関係は、前項のケース③と逆転しています。

この関係性は

年上Cさんから見れば、Dさんを下に
Dさんから見れば、Cさんを利用するといった形で下に潜り込む

と、双方が上下関係で見ていたのです。

これは単なる作り話の例ではありますが
これでは対等な関係とは、ほど遠いです。

相談に乗ってきた自分、自分は相談する側の人間と
自分の位置を上下に置くことを気にしているだけで、お互いに相手の中まで見れていないのでしょう。

もし、どちらかが、相手も一人の人間、自分の気持ちがある
と気づいて歩み寄れば、違った結果になるかもしれません。

結局、対等な関係とは、立場や役割に関係なく

自分と相手には別の人間であると理解し、お互いの意思を尊重できているか

で、決まるのではないでしょうか。

3.対等な関係を作っていくには

自分と相手には別の人間であると理解し、お互いの意思を尊重する。

これができれば、いいのですが、簡単でないから、心理のことを知りたくなるのだと思います。

他人の心は変えられないと言います。心は、その人のものです。

他人が「ここが問題です正してください」と提示しても
当人が問題意識がない、問題を自覚しても何らかのメリットを感じている
であれば、変えようという気は起こりません。

もしくは、他人の問題に侵入していく側に
自分と他人の境界線が曖昧などの心の問題があると考えられます。

私たちができることは、自分の意識や感覚を変えていくことです。
意識できることは、次のようなことがあります。

・自分と相手には別の意思があると理解する
 自分のことは言って伝える、相手のことは聞いて知る

・立場や役割など、対等でない部分を受け入れること自体は、問題でないと気づく
 年配者を敬っていい、力の弱いものは助けていい、など

・自分を疲れさせてまで無理に相手を知ろうとしない選択もある

自分と相手の自由を認められたら、自分自身の自由度が広がります

対等な人間関係を築きやすくなるのではないでしょうか。

意識だけでは変えられない場合は、心の問題が引っかかっているかもしれません。
前回お伝えした歪んだ価値観の話も確認してください。

今日は、対等な関係について考えてみました。
でも考え方は人それぞれ。
どのような関係が対等と思えるか考えてみてください。

それでは、ここまで

ありがとうございました(^^)/